広島県に自生する樹木


ー広島の山野に自生する樹木を求めてー  


    

アクシバの花

ジャケツイバラの花

カマツカの実

ウワミズザクラの花

コアジサイの花枝

アカシデの樹皮
   

ナツツバキの花

ツリバナの花

テイカカズラの実

  概要

 このサイトは広島県に本来自生する樹木だけを集めようとしたもので、現在、約350種掲載しています。
非常に大雑把ですが、広島県に自生する樹木の種類は亜種を含め約500種と思われます。 しかし、広島県に自生する樹木の種類の正確な数は把握されていないようです。 さらに竹の仲間やつる性の植物の中には半樹木と言って木本類に入れるか草本類に入れるか中途半端なものがあるため、 専門家によりますと樹木の種類の数を決めることには意味がないとのことです。
 掲載できていない残りの約150種の樹木のうち、100種程度が亜種及び希少種です。 広島県の野山で比較的多く自生している樹木であるにも拘らずまだ掲載できていない樹木は、あと50種程度と思われます。
亜種というのは1つの種の中で枝や葉に毛が生えているかどうかの違いや刺の有無等、小さな変化が見られるものを区別したもので素人ではなかなか判別困難なものです。 叉、県内に自生場所が1ヶ所から数か所と大きく限定されているものや、わずかの株しか自生が報告されていないものなど、観察が大変困難なものもあります。
 掲載した樹木の中で本来広島県には自生していないものも多少掲載しています。 その理由としては鳥等の小動物あるいは風などに種が運ばれて広く野山に普通に自生するようになり、今では森の主要な構成樹木となってしまったものがあります。 このように人の手により植えられたものではなく樹木が自生することを逸出と呼んでいます。 逸出して広く野山に溶け込んでしまった樹木として掲載しているものはイチョウ、オオバヤシャブシ、ヤツデ、イタチハギ、コマツナギの5種です。 広島県内でまだ観察できず他県にて観察できたものを掲載しているもの、県内で観察できた樹木であっても写真写りが他県で撮ったものの方が良いため、 他県で撮ったものを掲載しているものもあります。
 外来種や他県産の植栽さらには園芸品種を含めた図鑑やサイトはありますが、広島県の野山に自生する樹木だけの図鑑やサイトが見当たりません。 また、樹木を覚えるためには、花、葉、実(種)、樹皮、全体像の写真が必要です。さらにその写真を撮影した時期と場所の記載も必須です。 そのためには1つの樹木に対して少なくとも5枚の写真が必要です。その他に、刺の付き方、托葉の有無、毛の有無など その樹木の特徴がはっきりと分かるものがあれば、その写真も必要です。これらの点を満足させてくれる図鑑やサイトが今のところ見当たりません。 このサイトではこれらの点を満足させるものを目指しておりますが、時間的な限界もあり、完成には時間がかかりそうです。

  参考図書

山渓ハンディ図鑑 3 「樹に咲く花」離弁花井①、山渓ハンディ図鑑 4 「樹に咲く花」離弁花井②、山渓ハンディ図鑑 5 「樹に咲く花」合弁花・単子葉・種子植物、 山渓ハンディ図鑑 14「樹木の葉」、「広島県植物誌」広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会編 中国新聞社 発行

  3つの分布域

①瀬戸内海の島と沿岸地域、②平野部から標高800m程度までの低山地域、③標高800m以上になる中国山地
知りたい樹木がこの3つの地域のどこに自生していたのかが判れば、その樹木の特定する際に役立ちます。
例えば、コナラは低山地域にもっとも普通にある落葉高木樹で、ミズナラは低山地域には自生せず、
主に中国山地の高所に自生し、棲み分けがはっきりしています。
この分布域に関しては1990年に発行された広島大学の植物相を参考にしました。

  主に訪れた広島市近郊の山

大野権現山、経小屋山、鈴峯、宮島弥山、呉娑々宇山、武田山、極楽寺山、大茶臼山、古鷹山など

  主に訪れた県北の中国山地の山

三段峡、石ケ谷峡、天狗石山、八幡湿原、吾妻山など